【QC検定2級】管理図の種類とその中心線・管理限界線の求め方をまとめてみた~計数値編~

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こんにちは、今日過去問やったら全体で76%とれていました!本番2週間前から平日は毎朝4時過ぎに起きて仕事前に2時間勉強できている効果が出ているようでうれしかったです。ですが、まだまだ計算の分野が6割ちょっとしかないので最後まで頑張ります。

今回は計数値に用いる管理図の中心線、管理限界線の求め方をまとめたいと思います。

前回計量値に用いる管理図の中心線、管理限界線の求め方をまとめましたのでこちらをご覧ください↓

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計数値に用いる管理図

前回も使いましたが管理図の種類をまとめてみました。

今回は上の図でも赤色で囲った計数値の場合をまとめていきます。np管理図、p管理図、c管理図、u管理図の4つありますので1つずつまとめていきます。

np管理図

サンプル中に不良品が何個あったかという不良個数npで工程を管理するときに用いられます。ただし、サンプルの大きさnが一定の場合のみです。

中心線について

$$ \rm{CL}=n\overline{p}=\frac{\sum np}{k} $$

で求められます。ここでnpは不良個数、kは群の数を表しています。

管理限界線について

上方管理限界線

$$ \rm{UCL}=n\overline{p}+3\sqrt{n\overline{p}(1-\overline{p})} $$

下方管理限界線

$$ \rm{LCL}=n\overline{p}-3\sqrt{n\overline{p}(1-\overline{p})} $$

で求められます。ここで、工程平均不良品率\( \overline{p}\)は、

$$ \overline{p}=\frac{\sum np}{\sum n} $$

です。

p管理図

p管理図は不良率pの管理図です。np管理図とは違い、サンプルの大きさnは一定でなくても使用できます。

中心線について

$$ \rm{CL}=\overline{p}=\frac{\sum np}{\sum n} $$

です。ここで、npはサンプル中の不良個数、nは1群のサンプルサイズです。全体の不良率が中心線になるんですね。

管理限界線について

上方管理限界線

$$ \rm{UCL}=\overline{p}+3\sqrt{\frac{\overline{p}(1-\overline{p})}{n}} $$

下方管理限界線

$$ \rm{LCL}=\overline{p}-3\sqrt{\frac{\overline{p}(1-\overline{p})}{n}} $$

c管理図

欠点数の管理図です。サンプルの大きさが一定のときに用いられます。

中心線について

$$ \rm{CL}=\overline{c}=\frac{\sum c}{k} $$

ここで\( \overline{c}\)は工程平均欠点数、cは欠点数、kは群の数です。

管理限界線について

上方管理限界線

$$ \rm{UCL}=\overline{c}+3\sqrt{\overline{c}} $$

下方管理限界線

$$ \rm{LCL}=\overline{c}+3\sqrt{\overline{c}} $$

になります。

u管理図

サンプル中の欠点数cをその単位当たりの欠点数uに直した管理図です。サンプルの大きさが一定でないです。

中心線について

$$ \rm{CL}=\overline{u}=\frac{\sum c}{\sum n} $$

です。ここでcは欠点数、nはサンプルの大きさです。

管理限界線について

上方管理限界線

$$ \rm{UCL}=\overline{u}+3\sqrt{\frac{\overline{u}}{n}} $$

下方管理限界線

$$ \rm{LCL}=\overline{u}+3\sqrt{\frac{\overline{u}}{n}} $$

で求められます。

まとめ

今回は計数値を用いる管理図(np管理図、p管理図、c管理図、u管理図)の中心線、管理限界線の求め方をまとめました。

前回の計量値を用いる管理図含めて管理図の要点を抑えました。

もし出題されたら確実に点数取れるようにまた演習します。

めいり

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